PIXAR総チェック 映画評 評論

【PIXAR総チェック#3】『トイ・ストーリー2』が抱える問題点とは?

 

「PIXAR」作品を公開順に鑑賞し評論をしていく【PIXAR総チェック】

今回は「PIXAR作品」としては3作品目、そして大人気タイトルとなる『トイ・ストーリー2』を評論していきたいと思います。

 

この作品のポイント

  • ちらつくのは「おもちゃ」の末路
  • 「おもちゃの幸せ論」の危険性
  • このシリーズで最後の「エンタメ」作品

『トイ・ストーリー2』について

基本データ

基本データ

  • 公開 2000年
  • 監督 ジョン・ラセター
  • 脚本 アンドリュー・スタントン/リタ・シャオ/ダグ・チャンバーリン/クリス・ウェッブ
  • 声の出演  トム・ハンクス/ティム・アレン ほか

 

あらすじ

あのオモチャの仲間たちが帰ってきた!

ある日アンディは、オモチャたちを置いてキャンプに出かけることに。

ところが、ウッディが、オモチャの店“アルのトイ・バーン”の経営者アル・マクウィギンに誘拐されてしまい大変なことに。

ウッディはアルの家で、自分が50年代の人気テレビ番組“ウッディのラウンドアップ”の超プレミアム人形だったことを知り、同じ番組に出ていたカウガール人形のジェシーや馬のブルズアイ、そしてプロスペクターと出会う。

一方、バズ・ライトイヤーミスター・ポテトヘッドスリンキー・ドッグレックスハムはウッディを救出するために冒険に出る!

果たしてオモチャたちは、アンディが戻る前に家に帰れるのか?

ディズニープラスより引用

逃げられない「おもちゃ」の最期がちらつく作品

 

 

『トイ・ストーリー2』には、色々言いたいことがある!

これは、色んな所で「PIXAR」や「ディズニー」の作品を語る際に、口癖のように言っていた言葉だ。

この「色々なこと」はこれから語っていくが、勘違いしてほしくない点が一つある。

それは「テーマ的な描き込み」という点には「指摘しなければならないポイント」はいくつもある。
だけど、「映画」としてみた際、やはり他の「トイ・ストーリーシリーズ」と比べても、遜色のない「面白い映画」なのだという点だ。

 

 

一作目があえて「不問」にしていた件

 

今作は冒頭「バズ・ライトイヤー」のゲームをプレイしている、アンディのおもちゃたちが描かれ、アンディがキャンプにいくまでが描かれる。

ここでウッディの腕がほつれてしまうというアクシデントが発生。
彼は、アンディとカウボーイ・キャンプに行けないという事態に陥り、悪夢をみることになる。

それは「捨てられる」という悪夢だ。

 

 

実はこのシリーズ、一作目の『トイ・ストーリー』では「生きているおもちゃ」の最期を予見させる要素は描かれていなかった。
あえてそういった要素を削っていたとも言える。

 

 

しかしこの物語にずっとついてまわるのは、彼らが「生きているおもちゃ」であるという事実だ。

 

それは、いつか「おもちゃで遊ばない日」がやってくるということだ。
そして、アンディも例外ではないということだ。

 

編集長
それは、僕らも経験していることだとも言える!

 

 

アンディが「成長」すると、彼らおもちゃは早かれ、遅かれ不要になる。
例えばこれは『くまのプーさん』にも通ずる点がある。

いわゆる『くまのプーさん 完全保存版』(1977年)ではラストにクリストファー・ロビンが自覚的に大人の階段を登ることになる。
それはこの『トイ・ストーリー』が本質的に抱えるものと同じだ。

 

 

「大人」になる、つまり「時間経過」と共に、この作品の登場人物「おもちゃ」は遊ばれなくなる。
そして「持ち主」の手から離れて、最後には「捨てられる」という結末が待っているのだ。

 

 

ウッディたちはアンディのおもちゃは、そのことを自覚している。
だからこそ、腕がほつれたウッディは、「捨てられてしまう」という恐怖を夢に見てしまうのだ。

 

今作『トイ・ストーリー2』はこの「捨てられること」「おもちゃの最期」と向き合う話だと言える。
それは、この設定が根底に抱えているどうしても避けられないテーマだとも言えるのだ。

 

 

ポイント

✅我々も辿ってきた「おもちゃ」からの卒業。

✅一作目があえて触れなかった「おもちゃ」の「最期」にふれる作品。

ジェシーという存在

 

今作はひょんなことからウッディが拉致されてしまい、それを仲間たちが探しに旅にでる物語だ。

このシリーズは毎回「安住の地」を追われて、その先で成長し戻る。

 

「行って帰ってくる」という「物語の基本形」に忠実なシリーズだとも言える。

 

 

編集長
ちなみに今作は「ウッディ」のパート。
「バズ」のパートと、二つに分岐して、最終的に合流する流れになっている。

 

ウッディは拉致された先で、自分自身が如何に希少価値の高い「おもちゃ」だったのかということを知る。
そして「ジェシー」「ブルズアイ」「プロスペクター」という「ウッディのラウンドアップ」の仲間たちと出会うのだ。

 

「ウッディのラウンドアップ」というTV番組のウッディが「口が動く」のは、
元々「腹話術人形」を主人公にしようというアイデアから来ているのかもしれない。

 

 

ここで出会う「ジェシー」はある種「おもちゃ」としての最期を経験している存在だ。
彼女は持ち主である「エミリー」と幸せな日々を過ごしていたが、彼女の成長とともに忘れられてしまい、最後は寄付されてしまったという過去を持つのだ。

ある意味で「おもちゃ」としての「死」を一度は経験しており、それが深い「トラウマ」となっているのだ。

 

 

編集長

【When She Loved Me】でジェシーの「幸せ」と「絶望」を描くシーンは、シリーズ屈指の名シーン。

特に思い出の場所と、手放される場所が同じという点が、非常に心を打つ。

 

 

今作はそんな「幸せ」「死」を経験した彼女を深く描写することで、「生きているおもちゃ」という、この世界観が本来内包していた「避けられない運命」と向き合うことになるのだ。

 

そんなつらい経験をしているジェシーは「アンディの家に帰りたい」というウッディに反発をするのだ。
「アンディに、いずれは忘れられて、捨てられてしまう」と。

 

 

それはもちろんウッディもわかっているのだ。
もっというと「おもちゃ」として生まれた者たち全員が「いずれはそうなる」という自覚があるとも言える。

 

だが、今作では「別の道」も提示されることになる。
それは「永遠の命」を得るとも言うべき道だ。

彼ら「ウッディのラウンドアップ」のおもちゃたちは、全員揃っていると「日本の博物館」で「展示品」としての余生を送る事ができるのだ。

それは「捨てられることがない」と言い換えることも可能だ。

 

毎日ショーケースの前に子どもたちがやって来て、ウッディたちを眺める。
これはおもちゃの「死」からも回避出来る道なのだ。

 

プロスペクターはそれを望んでいるし、ジェシーも過去のトラウマから「二度と倉庫に戻りたくない」として、なんとかウッディをこの場に留めようと必死になるのだ。

 

そして一度はウッディも「その道」を選ぼうとするのだ。

 

 

ポイント

✅ジェシーは「おもちゃ」としての「死」すら経験した存在として、いずれ来る「おもちゃ」の末路を象徴している存在。

✅ある意味で「博物館」行きは、「おもちゃ」の運命を回避出来る唯一の道。

「シリアス」な「ウッディ」パートと、反比例する「楽しい」「バズ」一行の旅路

 

今作のウッディのパートは深刻な「おもちゃ」の「最期」を予見させながら、シリアスに進んでいく。
対して「バズ」たちウッディの救出チームのパートは非常に「楽しい」パートになっている。

 

小さな「おもちゃ」たちが何ブロックも先にある、「アルのトイ・バーン」目指して旅をする。

まさに冒険活劇とも言える展開、そして「トイ・バーン」内で巻き起こる騒動。

 

世界的に人気の「バービー」たちも、本来1作目でも登場予定だったが「許可」が取れずに断念。
しかし、1作目の爆発的ヒットもあり今回は、登場を許されたという、制作陣念願のシーンも描かれる。

そして「ニューアクションベルト」を着用したバズと、アンディのバズの関係も面白い。

ある意味で過去の自分を見る、そして呆れるという、まさに成長を描いたシーンだとも言える。

 

そこから「ザーグ」のおもちゃに追いかけられる展開などなど、非常にコメディに富んでいるの「バズパート」
物語が暗い方向に流れがちになりそうなところを、うまくバランスを取っているとも言える。

 

 

個人的には「ザーグ」と「バズ」の超絶しょうもない「スター・ウォーズ」オマージュも大好きなポイントだ。

ちなみに冒頭の「ゲーム」での音声効果は「スター・ウォーズ」から拝借されていて、
「PIXAR」が元々「スター・ウォーズ」から生まれたことを考えると、
感慨深くも思えるシーンに仕上がっている。

 

そして、この2本のパートが終盤は合流するあたりも、作劇としては見事だ。

 

 

ポイント

✅とにかく楽しい「バズパート」

テーマの彫り込み不足が露呈する終盤/突貫工事で制作された裏側

 

二つのパートが、一本に合流して描かれる終盤。
そこでウッディは、一度はバズたちとの決別、アンディとの決別を決心する。

しかし、思いとどまりジェシーたちと共に「おもちゃ」として幸せに過ごせる「アンディ」の家に帰ろうと提案をする。

 

 

この展開事態は良い。
しかし、そのことに反対するプロスペクターとの対峙がここから描かれる。

 

 

プロスペクターは「おもちゃ」として「幸せ」な時間を過ごしたことのない存在だ。
彼は「おもちゃ」の「絶望」は「売れ残ること」だとして、博物館で飾られたいと主張するのだ。

 

 

対してウッディたちは「おもちゃは子供と遊ばれてこそ幸せ」と説く。

 

 

一見すると「対立軸」として成立はしているが、しかしここに大きな「疑問」が残る。

 

 

それは「おもちゃが、子供に遊ばれる」
それを「幸せ」だと押し付けて良いのか?、という問題だ。

 

 

 

今作は最終的にこの「プロスペクター」との対立は、彼を見ず知らずの女の子のカバンに強制的に縛り付け、「子供と遊ぶ幸せ」を噛み締めろ、という具合に処理される。

しかも、明らかにこの子は女の子の人形に異名奇天烈なメイク、剃りこみを施している。
こうした環境下でプロスペクターが本当に「おもちゃの幸せ」をつかめるのかどうか?
それはわからないのだ。

 

 

ここで考えさせられるのは「望まれぬ遊ばれ方をしたおもちゃ」
そうした存在は「不幸」だと、前作で散々描いてきたという点だ。

 

 

シドという暴君は「おもちゃ」と、たしかに「遊んでいる」
でもそれは、「望まれない遊び方」だ。
だからこそ、ウッディたちは「おもちゃ」の約束を破って、彼に反撃をしたのだ。

 

 

 

しかも前作では「おもちゃの一般論的幸せ云々」は実は語っていない。
ウッディがバズに「おもちゃの素晴らしさ」を解くシーン。
そこでは「アンディ」の「おもちゃ」だからこそ、君は幸せなんだ、と説いている。

 

 

つまり「素晴らしい持ち主」と出会えることが「おもちゃ」の「幸せ」だと描いていたのだ。

 

なので、今作の「おもちゃは遊んでもらってこそ幸せ」という理論を正当化するならば、「シド」の行動すらも肯定しなければならないのだ。

だからこそ、この「プロスペクター問題」の処理方法は、明らかに間違っているし、シリーズとしても痛恨のミスだったと言える。

編集長
この反省を活かすのが『トイ・ストーリー3』だとも言える

 

しかし、これには制作の裏側のゴタゴタも考慮しなければならない。

というのも、今作は2000年代ディズニー没落の原因となる、マイケル・アイズナーの行った「続編商法」の一つとして制作された作品だからだ。

 

編集長

続編をビデオスルーすれば、儲かる。
クオリティ度外視、物語性度外視の姿勢。
これらは2000年代ディズニーブランド低迷の大きな要因にもなった

 

途中まで物語が完成していながら、作品のクオリティに納得がいかないジョン・ラセターは、突貫工事で作り直したのだ。

 

ちなみに日本で、今作が公開された際、ラセターの盟友「宮崎駿」がコメントをしていた。
彼は映画の内容には触れず、ラセターの映画製作人としての姿勢を評価しているコメントに終始していた。

 

それはおそらく宮崎駿も今作のテーマの描き込み不足を見抜いていたが、何としても起源に間に合わせようという「映画職人」としての姿勢を評価していたのだと言える。

 

 

 

こうした製作の裏側を見ると、今作はうまく出来た部類の作品だとは言える。

しかし「シリーズ」全体の「おもちゃ」の「幸せ」という点に安易に踏み込んだ。
そのことで「テーマ」として前作のラストを否定するという展開にもなっているのだ。

 

 

最終的に今作はアンディの家に帰還したウッディとバズ、彼らがいずれ来る「その時」までを楽しもうと決意。
「その時」が来ても「相棒」だという誓いで幕を下ろす。

そしてシリーズはここから10年後、ついに「その時」を描かれることになるのだが、それはまた、「総チェック」でみていきたいと思う。

 

 

ポイント

✅安易な「おもちゃの幸福論」の提示が、前作に水を差すことになる。

✅裏側を知ると、突貫工事でこの出来は、さすがと言わざるを得ない。

 

今作を振り返って

ざっくり一言解説

映画としてはおもしろい!!
だが、惜しい作品とも言える!!

プロスペクターはあの後「幸福」だったのか?
それはわからないねぇ・・・

まとめ

 

何度も繰り返しになるが、映画として面白い作品に仕上がっている今作品。

しかしプロスペクターをヴィランとして描いてしまい、最終的に安易な「おもちゃの幸せ論」的なものを説いてしまったせいで、一作目のラストに大きなケチが付いた感は否めないのだ。
そして個人的にはその点が引っかかってしまうのだ。

 

だが前作からハッキリ進歩している点もある。
それがCGで描く「人間キャラクター」だ。

『トイ・ストーリー』の時点では技術的に人間描写が困難で、今から見ると怪しい場面も多い。
『バグズ・ライフ』に至っては、人間の存在の形跡は描きながらも、人間を一切登場させていない。

このようにリアルな人間描写は不可能だった「PIXAR」だが、今作は「アル」という人間のヴィランを登場させているように、技術の進歩を見せてくれる。

その点も非常に技術の進歩を感じさせられる点だと言える。

 

なので、やはり「続編」として全体的に「スケールアップ」した描写に富んでいて、やはり映画としては素晴らしいと改めて思わされた作品だったと言える。

 

しかしシリーズとして無邪気なエンタメはこの作品までとなり、いよいよ次作以降は「生きているおもちゃ」を描くこと、そのことに真正面から向き合う作品が製作されることになるのだ。

 

 

まとめ

  • 映画としてはきちんとスケールアップしている!
  • しかし、一般的「おもちゃの幸福論」に安易に踏み込んでしまっているのが、気になってしまった。

 

 

 

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