映画評 評論

【映画記事】 「殺さない彼と死なない彼女」徹底解説

2020年5月9日

映画を選んで見ていると、予想外の傑作に出逢えなくなる危険性がある!
その意味を僕に教えてくれた、大切な作品の紹介をします。

それは「殺さない彼と死なない彼女」です。

この記事を読むと

  • キラキラした恋愛ものか?
    と思いきや、その中にある深みに気づくことができる。
  • この作品に描かれる「テーマ」が実は「哲学的」な部分にまで及んでいるということがわかる。
  • 映画を印象だけで判断するのは、危険だということがわかる。

個人的には2019年鑑賞した映画の中で特に印象に残った作品だね!

「殺さない彼と死なない彼女」について

基本データ

  • 公開 2019年
  • 監督/脚本 小林啓一
  • 原作 世紀末
  • 出演 間宮祥太朗/桜井日向子/恒松祐里/堀田真由/箭内夢菜/ゆうたろう ほか

あらすじ

何にも興味が持てず、退屈な高校生活を送っていた少年、小坂は、リストカット常習者で”死にたがり”の少女、鹿野に出会う。

それまで周囲から孤立していた二人は、「ハチの埋葬」をきっかけに同じ時間をともに過ごすことになる。

不器用なやりとりを繰り返しながらも、自分を受け入れ、そばに寄り添ってくれる暖かな存在

そんな相手との出会いは、互いの心の傷を癒し、二人は前を向いた歩み出していくのだが・・・。

「殺さない彼と死なない彼女」DVDパッケージより抜粋

特徴的構成

予想外の深み

まず、この映画、普通なら見ない「スルー案件」
でも、Twitter上でも話題で、見に行ってやるかと、謎の上から目線で映画館に行ったなぁ。

今作は表面だけをなぞると、若いティーン向けに量産されている「恋愛ジャンル映画」と言える。

いわゆる地味目の女子が、イケメン男子に見初められる。
いわば現代の「シンデレラストーリー」であり「ラブストーリー」

皆さんも脳裏にいろいろな作品を想像できるかと思います。

中には、正直見てられないよ。という質の作品も作られている、このジャンル。
それが日本映画界の悪い点。
でもあったりもしますが・・・。

普通なら、そういうジャンルは好きになれないんだよね。

今の日本では、このようなジャンルのものが「粗製濫造」されているからこそ、おおよその観客はいわば「お約束的」な物語。

もっというと、こういうジャンル映画がどういうストーリーをたどるのか、よくわかって見に行っている。

つまり、確かな「型」ができており、観客も「お約束」を楽しんでいる状態なのだ。

しかし今作品は、ストーリー面ではそういうジャンル映画的な流れを汲みながら(途中まで本当に僕キツかったっす笑)、そこから大きく飛躍する。
通常では考えられない結末に向かっていく。

確かに物語の構造は「シンデレラストーリー」「ラブストーリー」ではある。

しかし根底にはある問いかけが深い。

「意思疎通することとは?」
「時間とは有限である」

今作の根底には、ものすごく重たい物が秘められているのだ。

逆にいうと、この二つを描くために「シンデレラストーリー」「ラブストーリー」の型を借りたとも言える。

まず、僕の今作に対する結論は、「ジャンル映画」とは一線を画す、語りがいのある良質な作品だと言える。

ポイント

キラキラした「恋愛」映画の皮は被っているが、本質は違う。

✅「意思疎通」「時間の有限」というテーマが語られている。

3つのパートで語られる物語

この作品は3つパートが、代わる代わるに語れれるのが特徴だと言える。

①小坂と鹿野の物語

ひとつ目は「小坂れい」と「鹿野なな」のエピソード、一応のメインと言える物語だ。

小坂は口癖が「殺すぞ」ととっつき悪く、どこか高校生活に冷めてしまっている。
そしてどうやら留年しているらしい。

そのきっかけがおそらくサッカーを辞めたことに起因しているということが冒頭語られる。
彼は「殺さない彼」である。

そしてヒロインである鹿野
彼女は学年でも変わり者とされていて、リストカット常習者。
そして「死にたい」が口癖。
彼女は「死にたい彼女」だ。

彼女は教室に乱入して殺され、ゴミ箱に捨てられたハチを拾い、埋葬するために持ち去る。
それを見ていた小坂が彼女に興味を持ち始める。

そして二人が交流を深めていく。

②地味子とキャピ子の物語

そして「地味子」「きゃぴ子」の物語。

愛されたい、ぶりっこ女子の「きゃぴ子」

その彼女の独特の恋愛観を心配しながらも、彼女に幸せになってもらいたいと願う「地味子」

この二人が織りなすエピソード。

この二人は、明らかに映画向きでない名前を付けられているのが特徴だと言える。
今作ではこの二人を、本当にそういう名前の人間として扱っている。
少々変わったアプローチをしている。

③撫子、八千代の物語

そしてもう一つが地味子の弟「八千代」と彼を大好きな「撫子」のエピソード。

ひたすら八千代に愛の告白を続ける撫子。
それを断り続ける八千代。

ただひたすら撫子は「好き」という感情を八千代に「一方通行」に押しつけている。
それが、次第に変化していくことを描いている。

この3つの物語。
明らかに「小坂」「鹿野」のエピソードは時系列に、違和感を覚える作りになっている。

それぞれのエピソードで語られる共通項

まずこの3エピソードでで共通していることは「愛」「恋愛」「好意」これらを、「意思疎通」とまとめてしまってもいい。

それらは、基本的に、自分からの押しつけであるということだ。

そして、この作品では前述したように「小坂」「鹿野」パートだけが時系列が異なっている。

その他のエピソードは明らかに過去に起きた、重大な事件の影響、それを引きずっているのだ。

そのことは、終盤まで一切明らかにならない。

その居心地の悪さが、一見無関係な3エピソードの中で何かが起こる。
そういうサスペンス的な推進力として、物語内で蠢いているのだ。

終盤この事件が起きると、ある「テーマ」が浮き彫りになるんだ

ポイント

全てのエピソードで共通しているのは「意思疎通」とは基本的には自分から相手への押しつけ。という側面を描いている。

意思疎通は一方的押しつけである

「好き」と言いたい少女

撫子と八千代のエピソードからまずは見ていこう。

撫子は作中、八千代に対して「一方通行」にずっと「好きよ」と思いをぶつける。
何度断られようと「私を嫌いなあなたが好きよ」と何度もアタックし続ける。

何度も果敢にアタックする撫子だけど、
最初に断られた時は流石に、思い悩むんだ
でも後述する出来事が、彼女を変えるんだ

彼女はそれが一方向の押しつけだということを理解している。

ただ「思い」を伝えたい、その一心なのだ。

一方、八千代はどうだろうか?
ずっと好意を向けられ続けるが、それを拒絶する。
彼は「好意」という感情がわからないのだ。

ただ彼はそういう感情を学ぼうとはしている。
「殺すことで、真の愛を学ぶ」という「サイコパスな殺人鬼」の動画を見ている場面もあり、彼なりには理解しようとはしている。

当然、この殺人鬼のいう「愛」は非常に身勝手なものなのだが・・・。

そして動画を見ていることを、姉の「地味子」に咎められる。

八千代は撫子と交流を深め「正しく」「愛」とは何かを学ぶんだ

そして二人はデートをするのだが、そこで明かされる八千代の過去のエピソード。

実は過去に、年上の女性に思いこがれていたこと。

そして「大人になれば」その人と結ばれるかもしれないという希望を抱いていたこと。

そのために「大人」になろうと努力をしていた。ということが明かされる。

「好きだ」
だけど報われなかった経験が、八千代から「恋」するという感情を奪ったのかもしれない。

そんな彼から見れば、撫子の「好意」つまり「好きだ」を振りまく行動。
自分が早く捨て去りたい「子供」のようなものに見えていたのだ。

だが、そんな過去の出来事に囚われていた八千代に撫子は「未来の話をしましょう」と告げる。

この言葉を元々撫子にに告げる存在が「誰」なのか・・・。

そんな彼女の「好意」に気付き、いつしか自分も撫子に「恋心」を持っていたことに気づく八千代。
二人は未来に向かっていくことを確かめ合うのだった。

ポイント

✅ 撫子・八千代パートでは、好きという思いが、叶わずとも、その気持ちを大切にすることが大切だと語られる。

「好き」と言われたい少女

撫子は「一方的に”好き”を伝える」が、それと逆のエピソードも今作では語られる。
「好き」と言われたい、ぶりっこ少女「きゃぴ子」だ。

この2つのエピソード。

「好きと言いたい彼女と好きと言われたい彼女」
と名付けると、今作を捉えやすくなる。

彼女は常に「好き」だという言葉を相手に求める。

そして自分が嫌われるのを極端に避けたがるのだ。
そのために「好きであろうと」自ら相手に破局を申し込む。

自分から告げれば、相手に嫌われずにすむ。
それが彼女の処世術なのだ。

そんな彼女の生き方を心配しているのは親友の「地味子」だ。

いつも、付き合ってはすぐに別れるきゃぴ子。
そんな彼女の幸せを一番に願っているのだ。

きゃぴ子の失恋時には必ず地味子が慰めるんだ

そしてここでも「サイコパス殺人鬼」の動画が暗い影を落としている。

弟の八千代と同じく、きゃぴ子も「真の愛」を求めて「サイコパス殺人鬼」の動画を見ているのだ。
これこそが「究極の愛」だという、きゃぴ子。

間違った「愛」にすら傾倒しそうになるきゃぴ子を心配し咎める地味子。

全ては、きゃぴ子の幸せを願ってのことなんだ

そして終盤、なぜきゃぴ子が好意を欲するのか真相が明かされる。

彼女は幼少期、奔放な母から愛を向けられなかった。

「だからこそ愛されたい」という切実な思いを彼女は抱いていた。ことを我々は知る。

そして「ぶりっ子」は結構、同性には嫌われる。という展開。
実際のところどうなんでしょうか?笑

地味子がクラスメイトにきゃぴ子の悪口をいうように仕向けらる。
だけど、地味子はそれを否定。
芯の強さを見せる。

どんな時も、きゃぴ子を助ける地味子。

そんな優しさに触れた「きゃぴ子」は「地味子」から真の「愛」を注がれていたことに気づくのだ。

ポイント

✅ 地味子、きゃぴ子エピソードは、直接「好き」と言われずとも、「愛」をくれる存在がいる、ことに気づく物語。

殺さない彼と死なない彼女

不器用な意思疎通

クドイようだが。
このエピソードだけは時系列が異なり、重要な事件が起きてはいない。
それが、一種のサスペンス的に物語の陰で蠢いているのだ。

実際少しずつ不器用ながら心の距離をつめる二人。
その二人のエピソードで心温まれば温まるほど、この影の推進力が恐ろしく響いてくる。

しかしそれがもう一つの大きなテーマ「時間とは有限」だということに関わってくる。
それは詳しくは後述する。

このエピソードでも意思疎通は大きなテーマだ

二人がする他愛のない会話。
「殺すぞ」「死ぬぞ」
一見ぶっきらぼう、暴力的、冷たい会話だ。

だが、二人の間ではそれがいつしか別の意味に変わってくる。

「好き」だということを言えない。素直になれない。でもそれに気づいてね。
一見冷たいやりとりだが、このような意味を含んでいる。
つまりこれも「一方的」な感情の押しつけだとも言える。

これは前述した2つのエピソードと実は同じ構造を持っている。

ブサイクにも交流を重ね、日々死ぬ理由を探していた「鹿野」にとって「小坂」といることが生きる理由になるのだ。

「小坂」にとっても、今まで無気力だった日々が「鹿野」と共にいることで変わる。

「一緒に大学に行こう」

小坂は鹿野と未来に向かおうと決意する。
未来に希望はない。
と思っていた二人は、ここで未来への希望を共有するのだ。

二人は真の意味で互いの持つ傷を癒すことができたのだ。

未来は永遠に、希望が満ちていると信じて・・・。

ポイント

✅ このエピソードでも、意思疎通の一方通行性を描いている。

時間とは有限

二人が思いを共有した時。
突然不穏な影の推進力が二人の世界に割り込んでくる。
「小坂」はサイコパス男に殺されるのだ。

ここで、2つのエピソードで語られていた事件の真相が明らかになる

「愛」を知るために、サイコパス男には本来殺したい相手がいた。
その本番前の練習に「小坂」は殺される。
彼が「恋」をしているから、という理由で。

突然の出来事。
だがこれは「何事も永遠ではない」という悲しい暗示なのだ。

これからの未来。
それはいくらでも二人で歩めるはずだった。
だが、それは「有限」だったのだ。

この作品、僕は本来の物語のもつカロリーよりも、引き伸ばされていると感じている
だけど、今作に限っては、それはプラスに働いていると思うんだ!

今作を、まとまりなくただ冗長的だという指摘も見受けられるが、今作に限ってはそれは違うと僕は思っている。

この永遠とも思われる、希望に満ちた未来。
約束された未来への時間。
それらは決して「約束」されたものではない。

遡って、それが本当に大切な時間だったということを強調しているのだ。

つまり映画表現として長尺というのが、むしろこの二人の実は「有限」だった時間。
戻らない時間。

これらが、どれほど大切なものであったかを語るために必要なのだ。
だからこそ、冗長的であるというのは、むしろ必要な要素でもあると思う。

ポイント

✅ 確定した未来は存在しない。時間は永遠ではなく「有限」だという事実の突きつけ。

過去の「思い出」を抱き、それでも「未来の話」をする

「小坂」を失った「鹿野」

彼と共に生きる、それが彼女は生きる理由となっていた。
その彼の「死」は、彼女の「死の理由」にもなる。

だが、彼女はそれを選ばない。
「有限」であったが、彼との思い出があったからだ。

彼との間に残った思い出。
夢に出てきた彼の言葉。
「朝起きて、ご飯を食べて、学校に行け」

彼のいない世界がどんなに辛いものでも、彼女は、彼との思い出と生きることができる。
彼が今後も、自分を見ていてくれると信じて。

彼女は彼ともう一度、死後に会うために死なない決意をする。

夢の中で、自殺と他殺じゃ逝くところが違う。と告げた小坂。
鹿野はまた彼と会うために、
きちんと生きるだけ生きる、と決心するんだ

そして最後ようやく時系列のこじれが消え、撫子が初めて八千代にフラれたシーンへと繋がる。
撫子はこの時リストカットをするほどに落ち込んでいるのだ。
その時、鹿野が撫子に「未来の話をしましょう」という言葉が胸に染みる。

これが後に「八千代」と「撫子」のエピソードにつながる。
大切な思いはこうして、ささやかに受け継がれていくのだ。

そしてハチが彼女の肩にとまり、それを払う小坂の幻影が現れ、この物語は幕を下ろす。

未来に明るい希望を残して。

今作を振り返って

ざっくり一言解説!

未来は決して「永遠」ではない
だからこそ、ちゃんと思いは伝えよう!

言葉の通り、今を必死に生きることも大切なんだ!

まとめ

「意思疎通は一方通行」

だからこそ、自分を理解してくれる人間は本当に大切にしなきゃいけない。

「一方通行」と、意思疎通を諦めるのではなく、不器用でも努力すること大切さを教えてくれる今作。

そして、「きゃぴ子」「地味子」のように言葉に出さずとも、自分のことを気にかけてくれる人もいる。
そのことを教えてくれる作品だと言える

そして「時間とは有限」

今作のように極端なことは、現実には起こらないかもしれない。
だが病気しかり、交通事故しかり、それは決して「無い可能性」では無い。
だからこそ、ちゃんと悔いなく生きなければならない。

そのことを今作は我々に語りかけている。

と、いうわけで「殺せない彼と死なない彼女」は素晴らしい作品でした。
映画は本当、見るまでわからない。
そのことを再認識させてくれる、思い出に残る作品になりました!

今作品の総括

  • 「意思疎通」「時間の有限性」を描いた奥深い作品。
  • 3つのどのエピソードのキャラクターにも思い入れてしまう。

今日も、読了お疲れ様でした!
また次回、お会いしましょう。

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