ディズニー総チェック 評論

【映画記事】「ファン・アンド・ファンシー・フリー」の興味深い点とは?【ディズニー総チェック】

2020年10月25日

 

今日も「ディズニー総チェック」!!
という事で取り上げる作品は、コチラ!

「ファン・アンド・ファンシー・フリー」です。

 

この作品のポイント

  • ミッキー、ドナルド、グーフィー、ジミニーの共演。(この言い方は少し語弊がある)
  • この時期のオムニバスは総じて「実写」と「アニメ」の融合にトライし続けている。
  • 悪くはないのだが・・・。」
編集長
正直、何を語ればいいのか・・・。難しい作品です

 

「ファン・アンド・ファンシー・フリー」について

基本データ

基本データ

  • 公開 1947年
  • 監督 ウィリアム・モーガン(本編)/ハミルトン・ラスク(アニメ)/ジャック・キニー(アニメ)/ビル・ロバーツ(アニメ)
  • 脚本 ホーマー・ブライトマン/ハリー・リーヴズ/テッド・シアーズ/ランス・ノリー
    エルドン・デディーニ/トム・オレブ
  • 製作 ウォルト・ディズニー
  • 出演者 エドガー・バーゲン/ダイナ・ショア

 

作品紹介

楽しさだけではなく、ディズニーの歴史が詰まった、永遠の輝きを放つ作品。

ウォルト・ディズニーミッキーマウスの声を担当した最後の作品であり、ディズニーの最も有名な4人のキャラクター、ミッキー、ドナルド、グーフィー、ジミニー・クリケットが共演した唯一の作品である。

そこに登場するのは、魅力的な登場人物たち、楽しい音楽に冒険…。

ディズニー伝統の、キャラクターが物語を語る形式で綴られ、2つの話のホストを務めるのはジミニー・クリケット。

1つ目の「ボンゴ」は、小さなサーカスのクマが、いじめっ子よりも勇気があって頭がいいと証明する物語。

2つ目はミッキー、ドナルド、グーフィーの「ミッキーと豆の木」。
「ジャックと豆の木」のディズニー版で、ミッキーたちが巨人のウィリーと対決する…。

ディズニープラスより引用

「ボンゴ」について

ディズニー人気キャラの共演

 

この作品は、前述の紹介でも書いたが、ミッキーやドナルド、グーフィー。
そしてジミニーが共演した、最初で最後の作品だ。

さらにウォルト・ディズニーが今作をもってミッキーの声を降りた作品でもある。

そういう意味では、一応「歴史的」な出来事があった作品である。
それは間違いないと言える。

 

ちなみに今作品は「2つ」の短編から構成されていて、「ボンゴ」はこの作品オリジナルのクマのキャラクター、ボンゴが登場。
「ミッキーと豆の木」は「ジャックと豆の木」をミッキー、ドナルド、グーフィーが演じるという作品になっている。

 

ちなみに個人的には「ボンゴ」は、ここまでのディズニー作品と比較すると興味深いシーンも多かったので、まずは「ボンゴ」についてから語っていきたいと思う。

 

 

ポイント

✅ディズニーキャラクターが共演する作品。

✅個人的には「ボンゴ」がオススメ!(笑)

「ボンゴ」は「ダンボ」のオチをある種の相対化している

 

まずはジミニーがストーリーテラーとして届ける「ボンゴ」

この作品はサーカスの人気者のクマ「ボンゴ」がサーカスから脱走し、自然界で生きるという物語になっている。

 

ある意味でこれは「ダンボ」の結末と全く逆になった作劇だと言える。
「ダンボ」では、最後にサーカスのスターの座を勝ち取ったダンボが、そのままアメリカ全土で人気者となり、喝采を浴びる終わり方をした。

今まで虐げられていた場所で輝きを放つ。
この終わり方も、この作品では確かに正しい終わり方だと言える。

 

しかし同時に、とはいえ「見せ物」である。
このことに、微妙に、しかし小さくはない引っ掛かりを覚えたことも事実だ。

「ボンゴ」はこの「引っ掛かり」から着想を得た作品なのではないだろうか?

 

そういう視点から見ると、非常に興味深い作品だと言える。

 

 

ポイント

✅「ダンボ」を相対化する視点なので、セットで見るとより楽しめる作品!!

✅「ダンボ」好きなら、間違いなくオススメ!!

自然界は「バンビ風」

 

ちなみにこの作品、ボンゴが脱走後は、割と「バンビ風」な作劇が展開される。

人間界で飼われていたボンゴ。
彼は確かに自由はなかったが、それでも必要最低限のものは管理されていた。

だが自然界にはそれがない。

そのことに対して彼は驚くのだ。

 

そして初めての夜。
雷雨のシーンなど、轟音に慄くボンゴ。
「バンビ」でも「世界を知る」という展開でもこのようなシーンはあった。
もちろん重厚感でいえば「バンビ」の方が全然あるし、「ボンゴ」はかなり軽い。

とはいえ、やはり「雷雨」というものは自然界で体験する「初めての」恐ろしい現象であるということは、両作品共通して描かれる。

 

そして後半は、恋の物語となる。

ボンゴが恋するルルベル。
その恋路を邪魔するランプジョー。

ここで展開される悲しい勘違いなどは、作劇がもっと重ければ、ここはかなり悲劇的になったのだろうが、かなり軽く描かれる。

 

編集長
なぜかルルベルにビンタされるボンゴが可哀想ではある。

 

ちなみに本当に「野生のくま」は好きな相手に「ビンタ」するんでしょうか?

「ダーウィンが来た」とかで特集してくれないかなぁ笑

 

ちなみに最後「ランプジョー」に「ボンゴ」は勝利するわけだが、このロジックが「サーカスにいた」だからこそ勝てる。
という、「なぜボンゴが勝てたのか?」
そして「ボンゴでなければ勝てなかった」

つまり、だからこそ彼が主人公である。

ということを証明する、非常にいい締め括りになっているのも、注目!!

 

 

ポイント

✅なかなか馬鹿にはできない、いいできの作品だと思います!

 

「ミッキーと豆の木」について

これは、これで「いい」

 

この作品はジミニーは引き続き登場するが、かなり特殊な作劇になっている。

それは、現実の風景にいきなり世界観が変化して、ある家でおじいちゃんが孫娘にするお話。
その登場人物が「ミッキー」たちになっている。
という体裁に変化するのだ。

しかしアニメのジミニーはそこに存在している。

要は、これまでのオムニバス同様、今作でも「現実」と「アニメ」の融合を試みているのだ。

ちなみにこのシーンで出演しているのは「南部の唄」で主人公を演じた「ルワナ・パットン」だ。

この「南部の唄」も「アニメ」と「実写」の融合をしている作品で、今では鑑賞することができない。
(黒人奴隷制の美化に繋がるというのが理由)

ちなみに「スプラッシュ・マウンテン」の元ネタだが、同アトラクションのモチーフが今後変更されるのは、記憶に新しい話ではないだろうか?

変更後は「プリンセスと魔法のキス」になるとのこと。

 

ちなみに話は、「幸せの谷」を豊かにしていた「歌うハープ」巨人が奪い、この地は荒廃。
その後、ミッキーたちが手に入れた巨大な豆の木を登って、巨人からハープを取り戻し、「幸せの谷」を元に戻す。

という物語になっている。

 

ちなみに「ボンゴ」と共通する点として、欲張りで横暴な存在が「敵」だという点が挙げられ。
作品を通じてのメッセージは「意地悪をしちゃいけない」という一応の教訓めいたものがある。

ただ、まぁこれ「ミッキー」「ドナルド」「グーフィー」が好きなら、それだけで満足できるんですけど、正直「それ以上」もない。

 

編集長
要はこれ以上深掘りする点もなんですよ笑

 

 

ポイント

✅ディズニーキャラクター集合に相応しいクオリティはある。

 

ちなみにこの作品。
オチが不思議だ。

おじいちゃんが孫娘に話を語り終えた後、急に巨人がやってきて、いえの中を覗き、そしてハリウッドの町を歩く後ろ姿で幕を下ろす。

なんでああいうオチなんですかね!?笑

そういうところに何かしらの意味を見出そうと思うのですが・・・。
ちょっと見えなかったです・・・。(悔しい)

今作を振り返って

ざっくり一言解説!!

いいところも、ある!!

悪いところばかりじゃないです!!

まとめ

 

今日の評論、というか「ラテン・アメリカの旅」からそうなんですけど。
ここしばらく「総チェック」に対する歯切れがすごく悪い!!

この企画をやる前。これらの作品って、探しても、あんまり語られることがなくて、「どうしてか?」と思ったんですけど、その理由がわかってきました!

 

それは、「語るのが難しい」
いってしまうと、別に「見るほどのものじゃない」感じっていうのが、ひしひしと伝わってくるんですよ!!

 

もちろん「いいところ」もある。
それは認めますが、やはり「在庫セットセール」の雰囲気が強い・・・。

確かに「映像ソフト」の日本販売がないのもわかります。

でも、だからこそ、後二作品のオムニバスはチェックせなばならない。
と決意新たにした部分もあります!

 

 

まとめ

  • 「ボンゴ」と「ダンボ」は比較するといい!
  • 人気キャラ共演は直接していないので、ちょっと語弊がある。
  • オチが謎すぎる!

 

ということで、「オムニバス」は後ちょっとで終わるので、ぜひ一緒に乗り越えましょう笑

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